SCIGRA の田中です。
さて、今回は「制作途中の修正回数を少なくするためには?」という内容でお役立ち情報をご紹介したいと思います。

研究発表用途のイラストやCG静止画・動画は常に正確な内容が求められるため、制作過程でも修正を行いながら最終的な形にしてゆきます。しかし修正回数が重なると、当然のように制作に必要なお時間や費用が積みあがってしまうのが実情です。SCIGRAの場合、修正3回目以降は別途追加料金を頂いております。

そこで「制作ご依頼時」「ご発注時」「制作過程(修正段階)」の3つのフェーズに分けて、修正回数を少なくする方法をご提示します。いずれもSCIGRAが担当した過去の案件にて、大きく効果を発揮した方法です。

 

1.制作ご依頼時

① 物体の形状や配置が分かり易いラフ画を用意頂く(静止画の場合)

② 全体の流れが掴み易いラフ画や絵コンテを用意頂く(動画の場合)

これら2点は、依頼主様に描いて頂くことを推奨しております。その理由は、実際にその研究をされている方に描いて頂くことで最も正確な状態が期待できるためです。よって、科学的な背景・知見についてもこの段階で確認をしていきます。ここでは必ずしも精密な画は必要無く、「形状・配置・動画の流れ」を簡単に表現して頂くのみです(以下参考例)。

s_dsc_0412

どれだけ科学の周辺知識を持っていたとしても、最もその研究のことを知っているのは研究者のご本人に他なりません。

 

2.ご発注時

① ラフ案段階で内容に不備が無いか注意頂く

お客様より頂いたラフ画や参考資料をもとに、SCIGRAにて詳細なラフ画または絵コンテを制作致します。
ここで細かな仕様(物体の種類・形状・量・配置・動き)を確定した後、本格的に制作開始となります。
Science CGのみならず、イラスト・CG静止画・動画制作は制作開始前の段階が最重要ポイントです。
発注時になかった物体や動きを修正段階で盛り込むことは「仕様変更」となり、一般的に大幅な追加料金になってしまいますのでご注意ください。

確定版 絵コンテ

画像は動画用の絵コンテフォーマット

 

② 使用可能な3Dモデルをご用意頂く(お客様でお持ちの場合)

3Dモデル(タンパク質や分子構造など)をお持ちの場合、ご提供をお願いする場合がございます。
これもラフ画同様、研究者ご本人にモデルを選んで頂くのが最も正確であるためです。
また制作側で担当する3Dモデルが少なくなる分、お見積もりがお安くなるというメリットもございます。
お持ちでない場合、Protein Data Bankなどのタンパク質データベースからタンパク種を指定して頂くことも可能です。「Science CG塾」にて3Dモデルの取り扱いを学ぶことも出来ます。

3WTF.pdb

 

 

 

 

 

3.制作過程(修正段階): 修正内容は可能な限り一括で提示頂く。

ここまで進めば、最後の段階になります。
静止画であれば仮完成物が、動画であれば仮アニメーションが出来上がった状態です。
この段階で解く重要なのは、「可能な限り修正点をまとめて提示頂く」ということです。
動画は静止画に比べ、修正により時間を要するため特に注意が必要です。

 

ここまでが各フェーズでの重要な点となります。
一見すると手間が掛かるようにも思えますが、各段階で綿密に計画を練って進めた方が結果的に早く仕上がることがほとんどです。制作も実験も、「初めから終わりまで計画を立てて進めた方が効率的」な点では全く同じです。

 

ご不明な点は、ご依頼時にご相談ください。
皆様のご依頼をお待ちしております。