Science CGは研究を視覚的に、かつ魅力的に伝える為に有意義です。
しかし必ずしもCGとしてのリアリティーを追い求める必要があるのでしょうか?
リアリティーを追い求めることは、正しいことなのでしょうか?

 

結論としては、
「伝えるべき内容が伝わるのであれば、必ずしも求める必要は無い」です。
研究者自信が図を作成する場合、作業効率面の問題もあります。


また場合によってはリアルに見せない方が良い場合もあるのです。

netuzou_-thumbnail2


例えば上の画像は、細胞の蛍光観察を説明するためにCGで作成した画像です。
「赤の蛍光がにじむ」など敢えてオーバーな表現にしているため
蛍光顕微鏡での細胞観察に慣れている方にはイラストだと気付いて頂けますが、
蛍光画像を見慣れていない方には
判別が付かない可能性もあります。

 


この改善策として、ベタ塗の質感でさらにリアリティーを抑えるという方法があります。
下の画像は環境設定で発光表現を取り除いたものです。
誰が見ても「イラスト」とわかる仕様になりました。

gizou2-thumbnail2

CG画像・動画の制作の過程で、「リアリティー最適化」は必須項目です。
CGのリアリティーは作業次第でどこまでも上げることは可能です。
しかし一方で、あくまでもCGで表現し研究の説明をする以上、誰がどう見てもCGであるように見せる、
という点も必ず押さる必要もあります。

 

これは研究者個人が説明図画を制作する際にも言えます。
SCIGRAでは「Science CG塾」を通し延べ50人以上の研究者の方々にCG教育を行って来ました。
講座の根底にあるのは「芸術性よりも説明性を重視した図画作成」です。
相手に伝わる画像を作成することが最優先。
CGとしてのリアリティーよりも、伝えるべき科学的根拠にフォーカスする内容で教育サービスを行っています。

 

さて、来月12/1(木)よりScience CG塾 第9期を開講致します。
理解され易い説明図画を作成し、研究者として1つ先の情報発信することを目的にした講座です。
お申込みはこちらから